enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.10.30

 本日は晴天なり。
 朝の空が水色だった。
  
 台風一過。 
 出かけるなら、午前中の海だ、と思った。
 
 海岸に着く。
 やっぱり、大島が浮かんでいる。
 富士山は雲のなかから、ほんの少しだけ裾野の曲線を覗かせていた。

 波打ち際近く、ウエットスーツの女性が腰をおろしていた。
 ただ、遠く、海を眺めているようだった。
 ずっと、ずっと、長い時間、そうしているようだった。

 なんだか、うらやましい気がした。
 きっと全身で海を感じることができる人なのだ。
 どんな海を、どんなふうに感じることができるのだろう。

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大島

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引き波に映る雲と空①

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引き波に映る雲と空②

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引き波に映る雲と空③