enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

大晦日に歌人相模を訪ねる

 一年の終わりに、歌人相模の歌を掲げておこうと思う。
 11世紀に生きた歌人相模という存在と、21世紀に生き続ける自分とのささやかな縁を、これからも細々とつなげていきたいと思うから。

~『相模集全釈』(風間書房)から引用~

    はての冬
280  思ふ事 月日にそへて かぞふれば としのはてまで なりにけるかな

    十二月
484  はてはみな やらひて過ぐす とし月の ものおそろしや 身にとまるらむ