enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

記事の切り抜き

 

27日になって、風邪がストンと抜けたような、楽な身体になった。
溜まっていたことを片づけよう、という気持ちになった。

ずっと気になっていた年賀状書きは、クリスマス前後に終わらせていた(まだ鬱々としていたけれど、ご無沙汰をしている顔を思い出しながら、何とかやりおおせた)。

残る片付け物…まず、12月の新聞がテーブルの上にうず高く溜まっているのが目についた。
友人に送るために、辺野古福島原発などに関する記事を切り抜きながら、新聞の山を崩してゆく。次々と、雑多な情報が目まぐるしく私の頭を通り過ぎてゆく(記憶にとどまらないのがもったいないことだ。情報の詰まった宝の山が、次々に資源ゴミの山に変じてゆくだけか…やれやれ)。

次に、次兄の家に届け物をする。一人暮らしの次兄が「まぁ、上がってよ」と言う。すぐ帰るつもりが、他愛の無いおしゃべりが終わらない(棚の上の「OK Google」よりは、私のほうが、少しは血の通った話し相手になるのかもしれない)。

帰り際、植木屋さんからの頂き物という小田原のみかんを持たせてくれる(小さいけれど、味がすごく濃くて甘い)。
明日からスキーに出かけるという兄に、怪我をしないように、とか、火の用心と戸締りを忘れずに、とか、つい声をかけてしまう(奥さんがもっと長く生きていれば…見送ってくれる兄の姿をふり返りながら、いつもそう思うのだ)。

今日は、大きな洗濯物をした。干す場所が狭くて困るのだけれど、何より、洗濯機が働いてくれ、太陽と風が乾かしてくれるので、私にとって一番気持ちよい家事だ。

こうして片付け物ができるようになったことだけで嬉しい。風邪を引く前(ゼロ)に戻っただけなのに、プラスの達成感があるのが嬉しい。ささやかな幸せは大事だ。

 

 

海の音色、その名も「フネンゴニ」 拾い集めたゴミ変身:朝日新聞デジタル

 

         12月7日の記事の切り抜き(『朝日新聞』)

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