enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

あざなえる縄のごとく。

 

4日、馬入水辺の楽校に出かけ、川べりの秋の陽射しを楽しんだ。

日常的に直径2㎞以内でウロウロ暮らすだけの私でも、このところは、これからの野党共闘の行方、立憲民主党の行方、憲法審査会の行方…といった彼方の世界のさまざまな情報に心乱されることが多かった。

それでも、相模川の川べりで、花影のない”お花畑”を生真面目に飛び回る蝶たちを眺めていると、憂鬱も気がかりもしだいに遠のいてゆくのだった。

『これからも、おそらく、良いことばかりでもない。そして、おそらく、悪いことばかりでもない。世の中は、そんな繰り返しで進むものなんだな…』

年を取ったのか、そんな境地になることが多くなった。

諦めではない。「人間、怒(いか)ることを忘れたらおしまいだよ」…若い頃に聞いたそんな言葉を耳に留めて生きてきた。

諦めるのではない。見つめる先に、きっと新しい世界が待っている。眼の前の縄をない続けながら進んでゆく。それしかない。

 

 

川べりのモズf:id:vgeruda:20211105162806j:plain

 

ウラナミシジミf:id:vgeruda:20211105162827j:plain

ウラナミシジミ

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キタテハf:id:vgeruda:20211105162855j:plain

 

イチモンジセセリf:id:vgeruda:20211105162904j:plain