enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

あったかな本

 

12月になって読み始めた本がとてもあったかかった。

いつになく、用事を早くすませて本の続きを読みたい!と思った。
(おかげで、年末のルーティンを果たさなければ…と重荷に感じる12月なのに、今年はやけに気持ち良く”テキパキ”片づいてしまった。)

そのあったかな本の著者はブレイディみかこさん。初めて読んだその著書は『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』。

あたたかな洞察力と歯切れのよい言葉でぎゅっとつかみ取られた”おっさんたち”が次々とランウエイを歩いてくる。

『あれ? 変だな? ”おっさんたち”にいつのまにか見とれてる?』 

読み終わって、見知らぬ国・英国がちょっと身近に感じられるようになった。かの国での「緊縮財政」や「NHS」のイメージもちょっと分かった。何より「おっさんだって生きている」ことがあったかく伝わってきた。

12月にブレイディみかこさんを知ることができて良かった。

 

12月28日の平塚の海

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