日本国憲法が公布された記念の日…その11月3日、東京に出かけた。
そして、東京長浜観音堂で薬師様を拝し、上野で『ノルマ』を聴いた。
久しぶりに長浜の仏様に逢う。久しぶりにオペラを聴く。ずっとずっと待ち望んでいた一日だった。
本当に私には贅沢過ぎる一日だった。
そして、『こんな贅沢な時間を過ごして良いのだろうか…』という思いが何度も心をよぎった。
日本国憲法は私より5歳ほど”年上”だ。その憲法のもとに育ち、今なお、平穏な日常を脅かされることなく暮らしている。そして「文化の日」に文化の恩恵に浴する幸せ。
そうした幸せに疚しさがある。
世界じゅうの空。
どこまでもずっとつながっている。
日々、その空を見上げる人々がいる。それらの人々の幸せを祈るしかない。