24日、相模国府域を探訪したなかで、国府域を貫く古代東海道の現状での最東端にあたるという山王A遺跡第6地点などにも立ち寄った。古代東海道の延長先と推定できる遺構が検出された経緯(道路状遺構そのものは未検出)と、その東延長ルートについて言及があった。(このまま東に直進すれば、現在の北向観音に至るはずだが、曲がる可能性も残される、との説明だった。)
相模国府域中枢部を谷川沿いに東西に縦断する古代道・・・その東延長ルートについて、個人的には(いつもどおり、根拠を持たない全くの机上論ではあるのだけれど)、北東方向の相模国庁域へと曲がることなく、北向観音の南100mほど、高林寺遺跡第5地点(9世紀後半を主体とする国司館では、との検証がなされている)の北200mほどを東に抜けて、相模川を渡河していくように想像している。