Google翻訳で「十三夜の月、綺麗ですね」の英語訳と中国語訳をたずねてみた。
どちらの翻訳音声も素敵だった。とくに中国語の音声は詩的に響いた。
(ふだん耳にする「Duolingo」の英語は個性的な声と発音だけれど、Google翻訳の音声は淡々として聞きやすい。)
そして、英語では「綺麗」は「beautiful」とシンプルなのに対し、中国語の翻訳では「亮很」(すごく明るい)という言葉が加わっているのが意外だった。
とにかく、街角で道行く人に「ほら、月が綺麗!」と東の空を指さしたいほどに、25日~27日の夕方の月は綺麗だった。
十三夜の月:27日、空高く上がった月。カメラではほぼ満月に写っている。夕方の東の空の月はもう少し欠けていたように思うけれど。
【追記】
29日、とあることから、青空文庫で樋口一葉の『十三夜』を読んだ。
まるで、十三夜の月が、お關さんの実家がある「上野の新坂下、駿河臺への路なれば茂れる森の木の下暗」を照らしつつ、お關さんの思いつめた姿を私たちに語ってくれているようだった。
私の曾祖母の時代の女性に想いを馳せた。お關さん、あれからどう生きたのだろう?