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私の第三十四夜をつづります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

海に顔を出して、顔つなぎする。

季節が入れ替わろうとするなか、再開したストレッチも、突如始めてしまったDuolingoも続いている。何だか、それだけで気持ちが明るくなった気がする。 15日、ストレッチをする間、参議院予算委員会での質疑を聴いていた。総務省幹部の接待疑惑について、野党…

10年前の時間に戻る日。

2011年3月11日から10年という日。あの日をふり返る報道番組が続く。 大津波が押し寄せてくる場面が流される。顔がゆがみ涙がこみあげる。思わず両手が顔を覆う。悲しかったのだ。何もできなかったのだ。あの頃、来る日も来る日も。 10年前の時間に引き戻され…

遠のくゴール?

どうも、コロナ終息のゴールは遠のいてゆくばかりのようだ。 2020年の1年間、一段とぼんやりとした時間を過ごした。でも、今年1年、いや来年も…となるとどうなんだろう。 小さい頃から、一人で無為の時間を過ごすのは得意なほうだった(自慢にはならないけれ…

3月になって。

まだ社会の中で、人々の間で一生懸命に生きていた頃、3月は、何となく憂いが漂う季節だったと思う。 学生時代は学校生活というもの。勤めていた頃は職場というもの。家庭では家族というもの。 3月という変化の多い独特の季節が、それぞれの場の憂いや不安を…

白梅の花びらも散ってゆく

22日、総合公園の梅林を訪ねた。 久しぶりに出かけた総合公園の樹々には、やわらかな風とうらうらとした光が届いていて、”進んだ春”の空気が広がっているように思えた。それでも、この季節の人々の姿は、桜の季節においてよりも、どこか慎ましく初々しく見え…

やっぱり嬉しい。

美術館にも博物館にも出かけることのない日々。でも、今日、嬉しいことがあった。 抽選に外れて聴講できなかった講座の資料がネット上に載っていたのだ。『わっ!』と眼が輝いてしまった。 何と今日、その講座の先生が、ご自身のツイートのなかで、聴講でき…

♫ みいちゃん ♫ だったの?

寒い日が続く。風が冷たすぎて首がすくむ。 安曇野の友人のメールには、「明日は-8℃になりそう…」とあった。こんな時、つい口ずさんでしまう童謡… ♫ 春よ来い! 早く来い! 歩き始めたみよちゃんが… ♫ そうなのだ。子どもの頃からこの年齢までずっと、歩き…

密室で選ばれた後継者は、密室で自分の後継者を選ぶ。

今日12日の朝刊1面 top の記事に、二人の長老の顔が同じ大きさで載っていた。 それぞれのタイトルは「森・五輪組織委会長 辞意 女性蔑視発言で引責 相談役で残留へ」「川淵氏を後任指名、受諾」 あの時のことを思い出さずにはいられない。あの時も、”突然の…

潜んでいたものが。

夕方のオキザリス(2月9日 人魚姫の公園で) このところ、南のベランダでは、植木鉢が並んで日光浴する時間が長くなった。私も、こんなふうに、屈託なく季節を楽しみたい…。 しかし、人々がコロナ禍以前のように暮らし、それぞれの活力を取り戻し、コロナ禍…

初めまして、”グリア・ガースン”

一昨日、恥ずかしいので小さな声でつぶやくように豆まきをした(鬼とともに、コロナにも退散願いたいと願いつつ)。 立春を経て、今日は春一番が吹き荒れた。 ベランダの洗濯物の影が大きく揺れ、そのまま飛び去ってゆきそうだった。その不穏な動きを気にし…

もうすぐ春が ♪

1月30日の空 昨秋から職務怠慢を決め込んでいた胃を、年を越えてようやく少し飼いならしはじめた…と思っていた。 気が緩んだとたん、いつになく、口唇ヘルペスを悪化させてしまった。それも、処方された薬を飲み終わると、何とか一段落したようだった。 30日…

虚ろで哀しい”うわごと”

2021年1月も終わろうとしている。もうすぐ春が来て、また夏がやって来る。 世界が新型コロナウイルスに覆われてから一年。 今なお、弱々しい”うわごと”が繰り返し聞こえてくる。 ♫ 五輪は? と問えば ♫ 「安心・安全な大会を目指し…」 「人類がコロナウィル…

前鳥神社蔵の素弁蓮華紋軒丸瓦のこと。

相模国府について学んでいた頃、市内で発掘・調査されたさまざまな遺構や遺物の性格・背景について、あれこれ想像(妄想)して飽きなかった。 来る日も来る日も、妄想していた。『平塚市史 別編 考古』の抜刷をヨレヨレになるまで使い込んだ。さまざまな資料…

変わることなく、雲は薔薇色に。

1月10日の夕焼け(平塚漁港から) 2020年という1年は、すでに過去の時間として鎮まった。 時に楽天的で、常に雑駁な私は、何となく(根拠無く)そう思い、ちょっと安心したのだった。 しかし、新たな2021年は、淡々と・着実に…かつて、語彙の乏しい権力者が…

生きてゆく。それだけ…。

2011年は東日本大震災と還暦の年だった。10年後の2021年は COVID‐19 延長戦と古希の年…せっかくの新年も、さらに困難そうな予感しかない。 『生きてゆく。それだけ。』 ぐずぐずと思いあぐねて費やす時間は、日々萎れてゆく肉体のためにこそ使うべきだろうと…

伊豆山神社男神立像の爪先のこと…再び懲りない妄想。

2020年暮れ…ずいぶんと久しぶりに、妄想の扉が開いた。 その扉は、次のデジタル記事がきっかけで開いた。 上掲の記事の写真を拡大すると、横たわる雷神像(写真の風神・雷神像は、山形県大江町の雷神社から町に寄贈されたものという)の爪先が眼に飛び込んで…